月明かりのノート

人生の振り返りや読書感想など思考整理のために言語化したものをアウトプットしています

読み終わった本を図書館に寄贈してきた

図書館に読み終わった本を6冊ほど寄付してきた。

6冊って少なくない?

少ないかもしれない。寄贈しようと思い始めるまでは紙の本をPDFデータにしてしまっていて手元に残らないようにしていたから仕方ない。

でもこれからは紙の本のまま読んで、紙袋1枚分くらいたまったら寄贈していこうと思う。こまめに寄贈するのには理由がある。

  1. "そもそも家に大きな本棚がない"
    賃貸だし、引越しのことを考えると大きな本棚を買いたい気持ちになれない。
  2. "新鮮なうちに他の人に読まれた方がいい"
    自分が読み終わってから長らく眠らせておいても勿体ないので、さっさと次の人に読んでもらうに越したことはない。

なぜ、"売却"ではなく"寄贈"?

個人としての経済合理性の観点では売却する方が合理的だろう。しかし、私は、数千円の本の代金を回収する私個人の経済合理性よりも、公共性を大事にしたい。

ありがたいことに、今は社会人として本一冊買うのも苦労しなくなった。しかし、今日に至るまで小学校→中学校→高校→大学と、学生の時は少なくない時間を図書館で過ごしてきた。自習エリアで学校の勉強をしたり、多種多様な本から知的好奇心を刺激されたり見聞を広げたりした。多くの学びの機会を無償で提供してくれた図書館と地元には感謝しかない。

しかし、大人になって今住んでいる地域の図書館で自分の専門分野(プログラミング)の棚に並んでいる本を眺めると、本の絶対数があまりに少なかったり、出版日が新しい本が全然ないことに気づいた。

新しい本がないと最新の体系的な情報を学べない。その分野の冊数が少ないと興味を持たないかもしれない。何より、未来の日本のために多くの知恵者を輩出することが非常に重要なのに、その源泉たる本が少ないのはもってのほかだと思った。とはいえ、自分に何ができるか...

「自分が日々書店から購入している最新の書籍を図書館に寄贈すればいいじゃないか」と思い至った。

でも最初は、金持ちでもなんでもない自分が寄贈なんかやっても微々たるもので意味あるのかと自信がなかったが、なんであれまずは「行動」こそが大事だろうと。

一人の庶民の小さな行動だけど、未来の日本が少しでもより良い国になったら良いなぁと思って。

何より公共のために行動すると清々しい。