さいぬの脳内ダンプ

基本的に日記

2020年の振り返り

1年が終わるので、今年を棚卸しをします。

今年の要約 〜環境と「習慣」の変化〜

2020年は、初めて会社員として丸々一年を過ごした年であったり、彼女と同棲を始めたり、引っ越したり、仕事で関わる人が変わったり、自分を取り巻く環境が180度変わった年でした。

特に今年は、人生を左右する「習慣」で大きな変化がありました。「習慣」というのは、自分の意思だけではなかなか変えられないものですが、環境の変化をきっかけに悪い「習慣」を良い「習慣」に変えることができました。また、日々関わる人が変わったことで、仕事面でも生活面でも、今まで自分にはなかった良い考え方に触れ、吸収し、また一歩成長することができました。こういった良い変化が多かったので、なんだか、人生が好転したような、これから僕がやることが上手くいく兆しのような、そんな良い運気の流れに乗り始めた気がする1年でした。

元はといえば、環境が変わるきっかけになったのは、前回の記事に書いた通り、自分でビジネスをやろうとして失敗したことでした。振り返れば反省点はたくさんありましたが、それでもその時の自分は、自分が選んだ方法で最後の1滴まで絞り出して失敗したという自覚があったので、失敗後は「一旦身を引いて、やり方を変えよう」という、それまでの井の中の蛙だった自分なら取らないような決断をしました。というか、超鈍感な僕でもメンタルをやられていて、心の底でその時の自分が持っている物を出し切ってもダメだった自覚があったので、本当に活路を見出せなかったんだと思います。そんなことがあったので、前回の記事でも書いた通り、まずは仕事の環境を変えました。

それから、今の彼女と出会い、冒頭でも書いた通り、僕自身の「習慣」がとても大きな変化をすることができました。今回も赤裸々に僕自身の出来損ないな部分を書いているのでめっちゃ恥ずかしいですが、それを認めつつ前に進むことができたので、書くことにしました。

毎朝体重計に乗ることを習慣化したら食費が減り健康を手に入れた

結論から言うと、毎朝体重計に乗る習慣を身につけ体重を見える化することで、生活習慣が変わり、結果的に「健康的な食習慣」を身につけることができました。

去年までは、仕事をし始めてから付き合いで外食が増えたり、フリーランスになって家で仕事をするようになってからは毎日デリバリーになって、高カロリーで栄養価が低い子供が好きそうなものを食べてました。『美味しいものは脂肪と糖でできている』というCMをみたときは、「それな!」なんて思ったものです。Uber Eatsの履歴を見ると、「マック」「はなまるうどん」「松屋」「ピザ」「寿司」を毎日注文していました。そりゃあ太るだろというラインナップw。お金かけて太って、お金かけてジムとか行って結局継続していなかったから、今振り返るとだいぶ無意味なことをやっていたなぁと思いますね・・・

そもそもそんな生活から変わるきっかけになったのは、今の彼女と付き合い初めてから、写真を撮るようになって、明らかに太った自分を見るようになったことです。そこで「流石にこれはやばい、痩せよう」と決意しました。

プライベートジムなどで高いお金を払って3ヶ月のダイエットなんかをやって成功しなかった理由を考えると、いついつまでという期限の中で食事制限やトレーニングを行うので、「この日まで我慢すれば・・・」という気持ちで取り組んでいたこと、これがまずかった。気持ちが緩めば、お寿司を食べたりしていた、そして期間が終わればいつもの食事に戻っていた。ダメなやつやw。では、どうしたらそんな自分でも成功するか考えた。「気合入れて2、3ヶ月の食事制限を頑張ったところで、終わったら元の食生活に戻りそう。なぜダイエットをする?体重を減らしてスリムボディになるため?それもそうだが、それよりダイエットを通して、生活習慣を改善することの方が自分には重要そうだ。その過程で必然的に痩せれば良い。」と、僕は考えて以下のことを意識することから始まりました。

  • 数年かけてつけた脂肪を2、3ヶ月で落とそうと張り切らない。なぜなら、一時的に減らしたところでその生活が定着しなければ意味がないから。
  • 5年、10年、20年、人生を通して自然体で健康で居続ける生活習慣を身につけることを目標とする
  • その習慣が身につけば、ここ数年で太った分は、太ったのと同じくらいの期間で元の体に戻るはず

まずは、Uber eatsをアンインストールし、炭水化物、油物を極力食べないような自炊を始めました。また、これからいろんな生活を試していく上で、どれが効果的だったのかを定量的に判断するために、毎朝体重計に乗るようにしました。この体重計は、アプリ上で記録を線グラフで見ることができ、1ヶ月あればはっきりと傾向が見えてくる。「この月はこういう生活をしていたからこうなったんだな」という考察をすることができ、自分の中で「こういう生活をすれば減る/増える/維持する」というナレッジが蓄積されることによって、日々の食事が体に及ぼす変化に対する解像度がどんどん上がっていく感覚がありました。僕のグラフを見る限りだと、1ヶ月半は減量する生活を維持することができて、その後1ヶ月で減量した分の30%ほどが増える期間があります。これは、なんとなくわかっていてやっていることで、というのも、やはり減量しているときの食事は多少なりとも欲を抑えているので、どこかでガス抜きをしてやらないといけず、それが約30日の「まあいっか」を許す期間というわけです。

グラフ

体重計に乗る時は、毎朝起きてトイレに行って体に何も入れていない状態で服を脱いで測る、という決まりでやっていました。これは、常に同じ体の状態で測らなければ正確に変化を測定できないからです。また、「体重計に乗る」という行為を習慣化するために、「朝起きたら、体重計に乗る」というように、「体重計に乗る」トリガーを「朝起きたら」に決めました。通常の活動に入ってしまうと、仕事だったり予定があったりで外的要因で「忘れる状況」が起きやすいです。なので、もっとも外的要因が少ない「朝起きた後」を選びました。

食事は、最初はサラダとスープとおかずで炭水化物や油物はほとんど食べない生活をしていました。その時期はちょっと頑張っていましたが、3ヶ月目でオートファジーをやり始めて、お寿司とかラーメンなどの炭水化物の塊も食べたければ夕方までに食べれば良い、ということにしてからは、食べ物に対する制限はほとんどせずとも、体重を維持/減量できるようになりました。また、飲み会などの制限も特にしていません。1日のイレギュラーがあったところで、普段の食事でで3、4日すれば元に戻せるので、突発的なイレギュラーもそこまで神経質になっていません。

こんな感じで、「体重計に乗る」を習慣化したことで、悪しき高カロリー食習慣を無くし、健康的な食習慣を身につけることができました。今までの苦労はなんだったんだというくらいコロッと変わってしまったので、習慣というのはすごい力だなと実感しました。

貯金という概念がなかった生活💸から資産が増え続ける生活💰に

この1年間でお金の使い方がまるっきり変わって、稼いだお金を手元に残して資産を増やすことができるようになりました。

今までは、入った分を使い切るような生活をしていて、全くお金が貯まりませんでした。というか、そもそもお金を貯めるという発想がなくて、収入を増やし続ければ「お金持ちになれる」と思っていました。しかし、いざ収入以上にお金が必要な選択をしようとすると「手元にお金がないので、自由に選択することができない」という状況になり、これでやっと「自分はお金を持っていない」ということを真に理解することができました。お金をたくさん使っていたので、周りから見ると「お金を持っている人」という見られ方をしていたかもしれませんが、手元にはお金が残っていないので、「お金を持っていない人」だったということです。

僕はプログラムを書く時間に応じてお金をいただいているので、働く時間はどんなに頑張っても限りがありますし、単価は急激には上がらないので、収入の増加率が収束してきたのは事実です。増加率が加速していた初めの頃は、今より来月、来年はもっともっと収入があがるという期待があったためにお金をたくさん使っていたところは否めません。ただ、「収入は作れるけど、軍資金を作れなかったら挑戦できないじゃないか。今のままでは今後何もできないかもしれない、根本的に変えなければ。」という思いになり、お金に対する接し方を根本的に変えることを決心しました。そのあとのこの約半年で、僕は、「お金を持っている人」に近く第一歩を踏み出すことができたと思っています。

まずは、「収入と支出、純資産と負債を見える化すること」から始めました。ここですごく役に立ったのが、マネーフォワードMEのアプリです。これは、クレカや銀行口座を連携することで、「何にいくら使って、総資産はいくらで、クレカなどの負債はいくらか」を自動で記録してくれるので、僕は毎日このアプリを眺めるだけで、毎月の収支と生活感覚が結びつくようになり、収支をコントロールする習慣が身につくようになりました。収支をコントロールできるようになったことによって、毎月それなりの黒字を継続することができ、負債が減って、純資産が毎月どんどん増えて、しっかりお金の体質改善ができました。

また、以前までは無くても良いちょっと高価なものを買いがちでしたが、資産が増え始めてから、次に取り組む事業の軍資金を作ることやもっと大きな資産を作ることが具体的に見えてくると、目先の小さな欲で買ってしまいがちだったものに対して全く関心がなくなりました。

体質改善前とは違って、今は「収入を最大化することがお金を持つことに繋がる基礎」を作ることができたと思っているので、今後は「収入を最大化すること」に対してもっともっと頭と時間を使っていこうと思っています。

最後に

僕の中で食習慣とお金はずっと改善したかったけどできなかったことだったので、それが二つとも今年に改善することができたのは、人生に与える影響を考えると今までで一番大きい変化だったかもしれないです。また、結果のみならず、その過程で自分の成功パターンを見つけることができたのも大きな収穫でした。それは、「現状を数値で見える化したことが起点となって、数値をコントロールする習慣が身に付き、意図して目標を達成できたこと」「短期間で一喜一憂せずに長期的な視点で目標を見据えること」。当然全てがこれで成功するわけではなく、引き出しの一つに入れておいて、このパターンが使える時にこれを使うくらいの感覚でいるのが良いのかなと思っています。これで満足せず、これが第一歩だと思って、今後も邁進していきたいと思います。終わり。

(次は年越し前に書き終えたい・・・)