2023年になりました!例年通り2022年を振り返り、2023年の抱負を書きます。
2022年の振り返り
仕事とプライベートに分けて振り返ります。
仕事
2022年は異動の関係で兼務の時期が発生してその間の仕事の仕方にもがいたり、新しい環境で新しいことにチャレンジしました。その中で多くを学び気づき、そして挑戦し、成長を実感した年になりました。自分に機会を提供してくれたり、1on1で内省を促してくれた上司や本部長に感謝したいです。
ヘルプと兼務
隣のチームが開発するプロダクトがリリースを目前に人手が足りないということで、急遽自分のチームから自分含めて2人がヘルプに行きました。これまでの開発では、中長期的に関わっていくことがほとんどだったので、3ヶ月と短期の期限付きで開発に参加したのは初めてのことで、言葉を選ばずに言うと責任がなく思い入れもない開発は新鮮な経験でした。もしプロジェクトに思い入れがあったりすると、プロジェクトのゴールには近づかないような些細な問題に目が行ってしまったりして、優先順位が違うことに時間を使ってしまうなんてこともありました。ただ、今回のヘルプ業務では、プロジェクトのコードが抱える些細な問題を知らないので、ノイズに惑わされずに大局を見て「プロジェクト成功のために『必要なことは何か?』『不要なことは何か?』『何が問題になっているか?』『どうすべきか?』」ということを考えることに自然と思考が向いて仕事ができたのは良い気づきでした。
また、ヘルプ業務と新チームの業務の兼務をやっていて、日々の業務中のコンテキストスイッチに結構苦労しました。どちらもこのタイミングで新しく関わる業務領域の開発だったのでキャッチアップしながらタスクを進行させる必要があったのですが、初めは1日の業務時間の中でそれぞれの仕事をしていました。しかし、このやり方は、1日の中で全く異なる2つの開発について考えることになるので、そもそも所定の時間にスイッチがうまくできなかったり、スイッチ後にも前の業務のもやもやが残ってうまく立ち上がれなかったことがあり、精神的に辛いものがありました。この問題に向き合って、自分は日割りでスイッチすることにしました。例えば、月火にチームAの業務を、水木金にチームBの業務をという感じです。そのやり方に変えてからは、スイッチに関する問題はなくなり良い精神状態でしっかり成果を出せるようになり、一つの成功体験を得ることができました。
GraphQL輪読会の主催
社内でProduction Ready GraphQLを題材にした輪読会を主催、運営し、自分はエラーの章を担当しました。みんなで協力して洋書を最後まで読み切って、議論も活発に起きて、参加メンバーからの満足度がかなり高かったので、試行錯誤しながらの運営でしたが良い勉強会になってよかったです。
そこで学んだプラクティスを新しいチームでのGraphQLスキーマの設計に持ち帰ってチームでさらに揉んでなかなか良いスキーマを設計できたので、結果的に実務に活かせたのもよかったです。
マイクロフロントエンド
2022年は、自分にとっての「マイクロフロントエンド元年」でした。新しいチームでマイクロフロントエンドを検証・設計・実装し、『マイクロサービスのその先へ。マネーフォワードのビジネスを加速するマイクロフロントエンドという選択』という記事でアウトプットしました。まだまだ国内での事例が少ないからか、なかなか反響があってよかったです。
リードエンジニア
新しいチームではフロントエンドのリードエンジニアとして、8月までは開発を推進、9月以降は新メンバーを受け入れてチームと開発をリードする役回りをしました。リードエンジニアをやってみて、シンプルに今まで以上に作るシステムに対して責任感を持つようになりましたね。ただリードエンジニアとして単に開発をリードしていくだけでなく、ランチタイムに雑談する時間を作ってみたり、メンバーと1on1をしてキャリア相談に乗ったり、メンバーの興味関心が高い領域のタスクを任せたりなど、その時々のチーム状況に合わせてチームがより良い状態になり高いアウトプットを出すために何をすれば良いかを考えてやってみる、といった開発以外に必要と感じたことも都度やってました。リードエンジニアって人によってスタイルが違うと思っているので、こうやって振り返ってみると自分の傾向が見えてきて面白いですね。
英語
会社の方針として、エンジニア組織は英語化することが決定事項となっていて、英語力が足りない人は会社の英語研修を受けることになっています。そこでは業務時間内で毎日1時間の英語学習が必須となっていて、自分は11月末から英語学習に取り組んでいました。ちなみに、会社は従業員に最低700点以上を要求してますが、夏頃に受けたTOEICのIPテストでは520点でした。頑張らないと。
まあでも今までも英語で仕事がしたいと思っていたものの日頃の忙しさにかまけて全然勉強してこなかったので、会社が英語学習のためのお金を負担してくれて強制的に取り組む環境を作ってくれてることに対してはありがたい気持ちしかないので、しっかりこの機会を利用して英語で仕事ができるように頑張りたい気持ちしかないです。
プライベート
プライベートのイベントとして大きかったのは、移住ですね。
東京から岐阜へ移住
2022年は、東京から岐阜へ移住しました。自分が東京でしか生活をしたことがなかったので、地方で暮らしてみたかった。というのが一番の理由です。地方と言っても、その当時地方移住でメディアに取り上げられていたような限界集落のような場所ではなく、地方都市をイメージしていました。僕自身の候補としては、学生時代に一度行って気に入った福岡がいいかなと思ってましたが、妻が岐阜出身で実家が岐阜にあるので、なるべく家族が近くにいる方がいいかなと思って岐阜に行こうと思ってました。地方移住を考えて始めたのがコロナでリモートワークがメインになった頃で、結婚して新しい出会いを求める必要もなく繁華街で飲み歩きもしなくなったので、東京で高い家賃で狭い部屋に住んでる必要性を感じなくなったのが大きいです。
そんな頃合いに、会社で新しく名古屋拠点を立ち上げてちょうどフロントエンドエンジニアを探しているところだったので、週1出社の条件がありましたが岐阜から名古屋は電車で30分しないので全然通勤には困らないと思って、手を挙げて名古屋に異動&岐阜に移住が決まりました。それから、東京の部屋の更新のタイミングで実際に岐阜に引越しました。
岐阜に引越してからそろそろ半年くらい経ちますが、ぶっちゃけめちゃくちゃ満足してます。
満足ポイント1: 住んでる場所がとてもいい
近くには、生活に必要なお店はもちろんのこと、岐阜城や登山道が整備されている金華山、ランニングコースやスポーツのコートが川原に整備されている長良川、新設された岐阜市役所や図書館など、充実した人生を送るために必要なものが揃っていると思います。あと、観光地ということもあって街がめちゃくちゃ綺麗に整備されていて、住んでいて気持ちが良いです。
満足ポイント2: ご飯が美味しい
岐阜は、飛騨牛や鮎が有名です。飛騨牛は、精肉店はもちろん、スーパーでも売っているので、安くなっている時はよく買って家でステーキやすき焼きにして食べてます。また、飛騨牛を扱った焼肉屋さんも多くあって、妻の両親がよく連れて行ってくれる焼肉屋さんは本当に美味しくて最高です。鮎は、暖かい時期に長良川で鵜飼をやっているのですが、残念ながらまだ鵜飼に行ったことがないので、今年は行ってみたいですね。
満足ポイント3: 家賃が安い
これは東京が異常すぎるなだけなんですが、家賃は岐阜駅周辺の比較的高いところですら感覚的に東京の3分の1くらいです。それ以上の説明はいらないですね。
満足ポイント4: 水が美味しい
東京は水道水を浄水器を通さないとカルキ臭くて飲めないんですが、岐阜は水道水を浄水器を通さずに飲んでもカルキ臭くないんです。これは本当に驚きました。近くを流れる長良川の川を覗くと川底まで透き通っていて本当に水が綺麗なので、きっと水道水も綺麗なんだと思います。東京は多摩川とかめちゃくちゃ汚いですからね。それだけ塩素をガンガン使わないといけないんですね、きっと。
満足ポイント5: 市政が安心感ある
岐阜市に来て初めに驚いたことなんですが、岐阜市の広報新聞が毎月家に投函されていて、それを読むと税金が何にどれくらいの割合で使われているかがイラストなどを使ってわかりやすく市民に報告されているんです。東京でももしかしたらそういう情報開示がなされているのかもしれないですが、少なくとも27年東京に住んでいてそのような情報を目にしたことがありません。その反面、岐阜市は住民に伝えようと努力をしていると感じるし、公共施設もすごくきれいでちゃんと市民の生活に還元していて、市政への信頼感が高いです。子育て支援もめちゃくちゃ充実してますし、東京より全然子育て環境いいと思います。
満足ポイント6: 観光地が近い
自分が住んでいる場所自体が観光地なので歩いたらすぐが観光名所だったりして、休日や平日の散歩には事欠かないです。岐阜城や金華山、長良川、岐阜公園、川原町の古い町並みなど、近くには観光地がたくさんあります。
洗車が楽しい
去年東京に住んでいた時にトヨタのライズを購入して、東京ではガソリンスタンドの洗車機で主に洗車をしていたんですが、岐阜に来てから妻の実家で手洗い洗車をするようになって以来、洗車が楽しくて仕方がないです。今ではYouTubeでBEAUTIFUL CARS洗車チャンネルやセンス・アールの洗車動画を見て洗車を勉強するのが日課になってます。エンジニア辞めたら、洗車屋さんになるかも。
ただ、十分に勉強をする前に適当な情報で窓ガラスを拭いたりしたせいでちょっとガラスに傷が入ってしまったのは失敗でした...多分専門店で磨いてもらわないと消えないだろうなぁ。でも、こういうのも見越しての一台目の車だったので、最悪傷つけても大丈夫なように比較的安い車を選んで正解でした。レクサスとか買ってたらもう泣いてる。
とりあえず、車ライフめっちゃ楽しい。運転するのが楽しいし、車の中でコード書くのも楽しい、車を手入れするのも楽しい。最高。
生活水準が上がっても、生活費は東京と変わらない
シンプルに家賃が安いので、東京の間取りよりも安い賃料で築浅物件でも部屋が広く、車も持ちます。街のインフラは電車がない以外は東京と変わらないです。トータルで生活水準が上がりましたが、生活費は東京の時と変わらないので、生活に結構余裕ができてます。
利便性は、大して変わらないです。むしろ、今となっては電車の方が煩わしさを感じそうです。
27年間東京の調布市と世田谷区で育って、まだ岐阜に住んで半年くらいの自分が思うのは、地方都市は現実的に住めるし、東京にいる必要がないなら選択肢として全然あり、だということ。
休日は積極的に外へ
2022年に撮った写真を振り返ってみて、結構色んな場所に行ったなぁと。2021年が土日に副業をやっていて、家から出なかったり、カフェに行ったりしかできなかったので、2022年は副業をやっていなかったのもあって思い出作りも兼ねて割と意識的に外に出ていたように思います。
その甲斐あって、本当にたくさんの思い出ができました。妻だけでなく、大学の友人に声をかけて泊まりがけで旅行に行ったりもしました。やっぱり色んな地へ行って様々な体験を誰かと共有することは人生を豊かにするなぁと実感しました。
2023年の抱負
仕事とプライベートに分けて抱負を書きます。
仕事
- 社外への発信を増やす: 特に2022年はマイクロフロントエンドをリリースして運用が始まるので、その辺りの知見だとかを発信していきたい。
- 責任範囲を広げる: 開発チーム全体のリーダーとして、開発の方向性を決めることや、チームのメンバーの成長を促すことなどをもっとやっていきたい。
- kotlin書く: 今年はバックエンドの方も書いていきたい。
- TOEIC900点超える: 少なくとも700点は超えるのは絶対条件。その上でさらに900点超えを目指したい。
プライベート
- 58キロまで減量: 体重が64キロくらいまで増えてしまい過去最高体重の65キロが目前に迫っているので、58キロくらいまで減らしたい。2021年の振り返りと2022年の抱負に書いた通り、65キロ→58キロの減量は一度達成できているので、また同じことをやれば戻るハズ。ただ、美味しいご飯が多すぎるんよ...
- 貯金: 2021年に作った貯金を2022年にほとんど使ってしまったので2023年は貯金額を戻したい。401kと積み立てNISAの投資は引き続き掛けていく。
- 岐阜で友達を作る: 気づいたらずっと家でパソコンを触って時間が過ぎてしまうので、岐阜で友達を作って遊ぶようにしたい。
- 旅行: 今年も隙を見つけては旅行に行くぞ〜。英語で話せるようになったら海外にも行きたい。
こうやって眺めてみると、やっぱり健康、お金、人間関係、旅行が大事なんだなぁと思う。今年も人生を充実させるぞ〜。
最後に
一緒に仕事をした皆さん、プライベートを共にしてくれた家族や友人たち、2022年もありがとうございました。2023年もよろしくお願いします。